今回の特別研修は、九州更生局沖縄麻薬取締支所上田達生支所長が『楽物乱用の現状について』という演題で講話され、沖縄県で大麻、危険ドラック「グミ」が販売され、多くの検挙者が出ており危険な状況である。その後昼食を終え「がじゅまる沖縄」へと向かった。がじゅまる沖縄では、職員が施設の案内をした後、比嘉寛施設長と沖縄県就労支援機構上原順子専門員の説明を受けた。比嘉施設長は、現在の位置に移転した時は地元民の方々から大反対を受けましたが、現在は自治会の理解も深まり地域の方々と親しく付き合うことができ、施設の使用者も安心して生活できるようになっている。上原順子専門員からは、那覇保護観察所から就労支援をお願いされた対象者には面接を通して、地元協力雇用主司会やハローワークと協議して、出所後の居場所づくりや就労先を支援していると話され、大変勉強になりました。その後那覇少年鑑別所に向かった。
那覇少年鑑別所では、到着してすぐ職員が3名体制で施設の案内を丁寧に詳しく説明していただきました。その後会議室で鉄島清毅所長から「那覇少年鑑別所概況説明」、「鑑別に見る沖縄の非行特徴等」について詳し説明され、観察所から依頼があれば対象者の性格判断を行い報告て、保護観察がうまく行くように協力している。現在では鑑別所の業務内容が広く一般に理解され、学校からの紹介等で利用者が多くなってきていると述べられていた。